なんにもないじゃないか。

僕らの手のひら「未来」の文字。

ぼんやり眺めて四苦八苦。

明日も明後日も明々後日も。

来る年ゆく年、同じ時。

なんにもないじゃないか。

天井の向こうに世界は広がって。

見たことも、聞いたこともない物語。

嗚呼、ここに天井さえなければ。

あるのは、埃にまみれた、僕一人。

なんにもないじゃないか。

じゃあね、ばいばい、また明日。

最後の明日は、もう来ない。

みんな、どこへ行ってしまったの? 神様、僕をそっちに連れていっておくれ?

ぎゅーっと足を抱えていた。

なんにもないじゃないか。

僕にはなんにもないじゃないか。