妄想的破壊。

バカなことを妄想する。

ステップアップに彩られた臭い街は、孤独な風が吹くだろう。
愛してると抱きしめた日に、処女だったあの子を妄想する。

バカなことを妄想する。

静かな湖畔の森の陰から、何かが何かを殺めています。
まるで緑色の空を、知らない誰かが作ったみたいに。

バカなことを妄想する。

キミが舐めた薬指の先端だけ、愛してくださいと濡れています。
ハサミで切り貼りした極彩色は、次第に腐って目をつぶる。

「さようなら」

頭を下げた少女の後ろ姿は。
頭を下げた少女の後ろ姿は。