月におまじない。

彼氏、彼女、月に行ったのさ。
乗り過ごした特急列車は、気がつけば夜の彼方へ。

誰かが唱えた星占いは、僕の心にはとうとう届かなかった。

最後の言葉は、雫に変わる。
目を瞑って、とろけて、解けて、そっと再生された。

君は誰?
僕は誰?

どこの星にいても、僕らは拳を掲げて唸るんだ。

輝き、光り、消えてゆく。