汗が伝う。
どこに向かっているのだろうか。

駆け出す。
足は地面を、蹴る。
何度も何度も、蹴る。
明日も、明後日も。

日が落ちる。
夜になる。
裾は破れ、鞄はボロボロ、ジャケットは泥が跳ね、靴紐はほどけ、心臓はドクドクと脈打つ。

「たまには、帰っておいで」

日は上る。
朝が来る。