頭がぼんやりする。

ダウンジャケットのポケットは、奥に行けば行くほど暖かく、君の心の暖かさに似ている。

晴れた日の午後の空気は優しく頬を撫で、枝木は掌を大きく突き上げたように空に伸びる。

川はせせらぎ、青年は一生懸命に自転車を漕ぐ。

一年前君と訪れたこの場所に、僕はなんだか初めて来たような、穏やかな気分です。

普通や日常がなによりの新鮮に感じ、君のこと以外は何も考えずに、ふらふらと意味もなく歩きます。

今、瞬間でも、君に会えたら。

アクビのせいだろうか、少し涙が出た。