屋上に出て、大きく息を吸い込む。
体を脱力させて、遠くを見つめる。
ぼおっと、灰色の街を眺め、頬杖をつく。

「今日は何しよう」

お金はないし、やることもない。
ただただ、つまらない妄想を重ねて、また、ため息をつく。

そんな一日が、一年に一度ぐらいあっても、僕はいいと思う。